Spring-8

Spring-8という名前は、Super Photon ring-8 GeVという意味。

Spring-8は周長約1.5km。
非常に明るい放射光を造り出し、その光を使って、原子の世界を探る。
大勢が同時に実験できるように、丸い形になっている。
H21年には50か所で同時に放射光を使って実験可。
1年あたり、のべ1万3千人に利用され、
およそ二千件の実験が行われている。

従来の汎用装置から発生する光の明るさに比べて、約10億倍明るい放射光。
世界に3台ある。
1つはアメリカ、
1つは、フランス、
1つは日本。

アメリカは7GV、
フランスは6GV、
日本は8GV、で、周長1.5キロ。
日本は世界最大という。
(じゃあ、アメリカはSpring-7で、
フランスはSpring-6と呼んでいるのかな? 
こんな呼び方はないのかも?)

研究分野は、
・生命科学・バイオテクノロジー
(DNAやたんぱく質の構造・働きを原子分子レベルで解き明かす)、
・産業
(エレクトロニクス、金属・高分子などの素材、触媒、燃料電池など
環境・エネルギー、新薬開発からシャンプー・ヘアケア製品などに至るまで、
あらゆる分野の製品開発)
・物質科学・ナノテクノロジー
(物質の構造や性質を原子レベルで解き明かしたり、
制御する技術を開発し、新たな超電導材料、水素貯蔵材料、高分子材料などの開発)
・考古学・科学鑑定
(古代青銅鏡の成分分析、仏像の素材解明、
考古学研究や文化財の科学鑑定)
・地球・惑星科学
(地球深部の構造や隕石・彗星の塵の組成を解明し、
地球進化や太陽系誕生の謎を解き明かす)

X線自由電子レーザーを併設しており、この機器は2011年稼働予定。

Spring-8とX線自由電子レーザーを同一箇所に設置したのは日本のみ。
アメリカでは、APSにSpring-8が、X線自由電子レーザーはスタンフォード大に建設。
欧州では、Spring-8はフランスにX線自由電子レーザーはドイツに建設。
つまり、両方を合わせた合体実験は、日本でしかできないらしい。

稼働すると、50実験室(オープン)が同時に動く形になり、
研究室間の中での移動は自転車移動になっている。

大学4年生や修士学生など、
次世代放射光利用研究者の発掘、育成を目的として、
最先端の実験を夏の学校で体験できるという。

ここでは、海外の研究者も利用しているので、英語は必須だ。

高校生の世界科学オリンピック、物理オリンピックなどがあるが、
メダルをとった高校生くらいから
これらの世界最先端機器を使った研究者を育てていってはどうだろう?

はたして、この機器はさらに進化できるか?
あるいは廃墟となるか?
科学は政権に支配されるようになってきた。

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